プロ棋士による将棋指導対局 将棋同好会

 昨年11月10日,弁護士フェスタの一企画として,日本将棋連盟所属の飯塚裕紀六段を招いて,将棋指導対局が行われた。弁護士フェスタにおいてプロ棋士による将棋指導対局を行うことは毎年恒例のものとなっているが,今回も多数の参加者に恵まれ好評を博した。    
 参加者中,6枚落ちで一生懸命指していた,将棋を覚えてまだ半年という小学校2年生と,平手(ハンディなし)で矢倉戦法の最先端の定跡を駆使していたアマ三段の中学生の2人が,強く印象に残った。    
 将棋は,日本独自の文化であり,プロ棋士同士による対局の結果である棋譜は芸術といえるものである。また,近時,教育効果が高いことも喧伝されている。今後も,弁護士フェスタにおいて将棋指導対局を開催することにより,一般の方,特に子どもたちに,憧れの存在であるプロ棋士に接してもらい,将棋という1つの日本文化の維持・発展に少しでも寄与できたらと願っている。

(会員 種村 求)
横浜弁護士会新聞 2008年1月号より転載